自分は結合解法という手法を用いて波源の位置推定の研究を行っています。
電子機器の中には不要輻射を放射しているものがあります。
これにより周りの機器に影響を与え、誤作動を生じるといった問題があります。
この問題を解決するためには、まず不要輻射の位置を推定しなければなりません。
ということで、波源の位置を推定しようじゃないかと日々研究に勤しんでいます。
またその波源の電界強度も推定できたら研究目的に対してプラスになると思うので、それについても研究しています。
それでは研究の一部を紹介します。
上の左図のように波源を置き、結合解法の実験を行いました。
その結果が上の右図です。白くなっているところは電界強度が強い部分です。
電界強度の強い部分が波源を置いた位置と重なります。
この部分が波源の存在している位置となります。
また波源の電界強度はおよそ12[E/V]ということがわかります。
現在は波源近傍に散乱体が存在する場合を想定して研究を進めています。