兵庫県南部地震が発生したころから、地震の前兆現象としてVHF帯電波伝搬異常が発生するという報告がある。

そのため本研究室では、見通し内の各地からFM放送波の受信電力を観測し地震との関連性を調べている。

 

下図は東京タワーから送信されているFM東京(80.0MHz)の受信電力の時間別変化図である。

赤線は実際に取得された受信電力を30秒間隔でプロットしたもので、四角内のように赤線が緑線を上回る(または下回る)とき

伝搬異常とし、地震との関連を調べている。

 

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この伝搬異常が地震の前兆現象となるかを調べているが、伝搬異常は様々な要因で発生する。

その1つとして雷が発生したときに伝搬異常が発生している事が多いようであり、雷と伝搬異常の関連性について研究を行っている。

実際に雷発生時に伝搬異常が発生していたときのデータが下図である。四角内の時間に雷が発生しており、伝搬異常が発生しているのがわかる。

このような雷と併発している伝搬異常と地震の関連性についても研究を行っている。

 

2012/09/12

 

 

2012/09/11

 

 
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