近年、地震予知というものがニュースなどでも取り上げられることが増えてきています。

日本だけではなく世界各国でも地震の研究がおこなわれていますが、自分たちは見通し内VHF帯伝搬異常と地震との関連性について研究しています。

 

われわれは東京タワーを始め多方面からの電波を24時間観測しております。観測したデータから平均値を求め、平均値から大きくずれた場合を伝搬異常と見なしております。また、風が強い時には伝搬異常が発生しづらいので、気象庁のホームページから1日の風速のデータを取得し、観測している電波のデータと一緒にグラフ化して研究室のホームページに載せています。

76.1MHz_InterFM1

 

電波に影響を及ぼすものとしてラジオダクトというものがあります。ラジオダクトは気象条件の変化により、電波が通常届かない遠方まで届く現象のことです。このラジオダクトと伝搬異常の関連性についても研究を行っております。