本研究ではFM放送波の受信電力を観測し、そのデータを用いて地震の前兆現象を掴むことを目標にしている。


下図の四角内のように観測データが平均値を大きく上回っているようなデータを電波伝搬異常とし、その電波伝搬異常が地震とどう関連しているかを調べている。



地震の震源が内陸にあるものと海洋にあるものに分けそれぞれが電波伝搬異常とどう関連するか解析を行い、その結果が下図である。内陸性地震は海洋性地震に比べ電波伝搬異常との関連が

高いことが分かる。