広帯域アンテナの作成
研究者 衣川 義幸
シミュレーション手法

FDTD法

・非接触亀裂探査に用いる広帯域アンテナの設計  プラントの配管などの亀裂を探査する際、現在は断熱材などを取り除く必要がある。そこで近傍電磁界を用いた非接触による亀裂探査を同研究室で行っているが、アンテナの共振周波数によって探査出来る傷の大きさが決まってしまう。実際の亀裂の大きさは一様でなく様々な大きさの傷を発見するよう広帯域なアンテナが必要である。そこで、本研究では、2GHz-10GHzで共振する広帯域なアンテナの設計を行っている。  解析にはFDTD法を用い、アンテナの周波数特性を得るためにガウシアンパルスを用いている。吸収境界にはPML吸収境界条件を用いている。  以下に、ガウシアンパルスの時間波形を示す。

次に、半波長ダイポールアンテナの概形とS11特性を示す。

 このように、S11特性によってアンテナの評価を行う。広帯域アンテナにはPIFAなど現在検討を行っている。