近傍電磁界を用いた金属面上クラック検出法 |
研究者 原 弘和 |
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1.FDTD法とは
今、私たちの周りにはTVや携帯電話等に使われている『電波』が飛び交っています。
しかし、これらは実際に目で見ることが出来ません。
この目には見えない電波を簡単な計算によってシミュレートすることができてしまうのがこの『FDTD法』です。
FDTD法についての詳しい説明は『研究内容』の『FDTD法』に書いてあるので省略します。
2.現在の研究内容
現在私が取り組んでいるのはアンテナの近くに完全導体板を設置し、その完全導体板に欠損(ヒビや穴)があった場合、
電波はどのように伝搬をしていくのかをシミュレートすることを目標としています。
3.これまでの研究内容
この一年間で取り組んできた研究結果をいくつか載せたいと思います。
Fig.1 散乱波
これは、平面波が伝搬しているところに四角い完全導体があったときに、その完全導体によって電波が散乱している様子を
シミュレートしたものです。
Fig.2 電波伝搬
これは真ん中に波源があってその波源から電波が外へと輪のように広がっていく様子をシミュレートしたものです。
こんな風に目には見えない電波をパソコンでシミュレートして、実際にそこでどんな現象が起きているのかを研究しています。